導入:ポケカってどのくらいお金かかる?
カードゲームって、お金がかかるイメージありませんか?
筆者も昔、別のTCGをやっていた友達に「1デッキ作るのに2〜3万円…」「ゲームやルールによっては十万以上も普通」と聞いてビビった経験があります。
では、ポケモンカード(ポケカ)はどうなんでしょうか?
実は、構築次第ではそこまで高額にならないケースも多く、1万円程度から大会レベルのデッキを組むことも可能なんです。
今回は「ポケカで大会に出られるようなガチデッキを作る場合、どれくらいお金がかかるのか?」と、
「どんなカードを揃えておけばどのデッキにも使い回せるのか?」をわかりやすく解説していきます!
そもそも環境デッキってなに?
ポケカをはじめたばかりの人にとって、「環境デッキ」という言葉はちょっとわかりづらいかもしれません。
簡単に言うと、「今、大会でよく使われている強いデッキ」のことを「環境デッキ」と呼びます。
大会やジムバトルでは、毎回のように上位に入るデッキタイプがあって、それらは多くのプレイヤーに研究・改良され続けています。
つまり環境デッキとは、「今、勝つために一番使われている構築」のことなんです。
ネタやロマンよりも、勝率・安定感・再現性が重視されるのがポイント。
「対戦で本気で勝ちたい」「大会に出てみたい」と思ったときには、まず環境デッキを知ることが上達への近道になります。
ちなみに環境はカードの新発売やルール改定によって変わっていくため、常に変化します。
特にポケカは新製品の発売間隔が短いため今強いデッキが来月は通用しないことも普通です。
とはいえ基本となるデッキパーツは共通のカードが多いので毎月何千円もかかることはあまりないです。
この記事では、そんな環境デッキを作る際に必須なカードやその予算について紹介していきます。
※大会では「レギュレーション」という使用カードのルールがあるため、使えるカードには制限があります。
本記事では現行のスタンダードレギュレーション(G・H・I)を前提に紹介しています。
金額算出
今回は例として直近の大型大会 CL愛知 の優勝デッキの金額を算出していきます。
※価格は2025年5月16日時点、ハレルヤ2・ドラスタ・カードラッシュの通販サイトにおける最安値を参考にしています。(特価品は除外しています)
カード名 | 枚数 | 一枚当たりの金額 | 合計金額 |
ドラメシヤ | 4 | 50 | 200 |
ドロンチ | 3 | 80 | 320 |
ドラパルトex | 2 | 200 | 400 |
ヒトカゲ | 3 | 80 | 240 |
リザード(HP90) | 1 | 120 | 120 |
リザード(HP100) | 1 | 50 | 50 |
リザードンex | 2 | 200 | 400 |
ピィ | 1 | 80 | 80 |
マシマシラ | 1 | 200 | 200 |
コダック | 1 | 1000 | 1,000 |
シェイミ | 1 | 150 | 150 |
イーユイ | 1 | 80 | 80 |
キチキギスex | 1 | 280 | 280 |
ネストボール | 2 | 200 | 400 |
なかよしポフィン | 4 | 380 | 1,520 |
ハイパーボール | 3 | 80 | 240 |
ふしぎなアメ | 1 | 80 | 80 |
夜のタンカ | 2 | 300 | 600 |
カウンターキャッチャー | 1 | 180 | 180 |
プライムキャッチャー | 1 | 200 | 200 |
ワザマシン エヴォリューション | 2 | 100 | 200 |
緊急ボード | 1 | 80 | 80 |
ペパー | 4 | 400 | 1600 |
ナンジャモ | 4 | 80 | 320 |
ボスの指令 | 2 | 80 | 160 |
ロケット団の監視塔 | 2 | 200 | 400 |
ルミナスエネルギー | 3 | 80 | 240 |
9,740 |
まとめ
というわけで、CL愛知の優勝デッキを再現しようとした場合、カード単体の合計金額はおよそ9,740円(2025年5月時点・特価除外)となりました。
実際にはパーツをすでに持っていたり、ノーマル仕様を選ぶことでさらに安く抑えられることも多いです。
つまり環境レベルのガチデッキも、1万円以内で構築できる現実的なラインになっているということですね!
またまずは汎用カードから集めていけば、自然といろんなデッキが作れるようになります。
自分だけのデッキを作ってみたい人は、こちらのデッキ自動生成ツールもぜひ使ってみてください!
補足:一枚何万円もするカードあるけど?
ポケカでは、同じカードでも「レアリティ」によって値段が大きく変わることがあります。
たとえば「ナンジャモ」は、通常のノーマルカードであれば1枚80〜200円程度ですが、SAR(スペシャルアートレア)仕様だと6万円以上になることも。
対戦においては、どのレアリティでも効果は同じなので、デッキを組む際は無理に高価なレアリティを揃える必要はありません。
「見た目にこだわりたい人・コレクター向けが高レア版、実用重視ならノーマルでOK!」というのが基本の考え方です。
実際に大会で活躍するプレイヤーも、ノーマル版のカードを使っていることがほとんどです。
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